製品
Visual Components 5.0.
まもなく登場。

より進化したVisual Componentsで、
構想を現実に。
オールインワンのシミュレーションが、これまで以上に高性能に。
まもなく登場するVisual Components 5.0は、パフォーマンスの向上、柔軟なカスタマイズ、仮想コミッショニング機能の強化により、さらにパワフルなツールへと進化しています。
Visual Components 5.0を使えば、レイアウト設計からプロセスフローの定義、生産ラインの検証まで、あらゆる工程をスピーディーかつ柔軟に進めることができます。
より速く、より簡単に。OLPもさらに自動化。
Visual Components 5.0では、ロボットオフラインティーチング(OLP)の自動化が過去最高レベルに到達。モデルベースエンジニアリングを最大限に活用できる環境を実現します。
モデルベース定義(MBD)や製品製造情報(PMI)への対応により、生産計画の企画段階から、各工程間の連携をスムーズに進められるようになります。

スマートなシミュレーション
シミュレーションツールの多くは、生産計画に必要な機能を備えておらず、カスタマイズの柔軟性や処理速度も不十分です。さらに、複数のツールを連携できないため、ワークフローが途切れ、意思決定やプロジェクト進行の遅延を招く要因となっています。
Visual Components 5.0を導入することで、こうした課題を根本から解決できます。高速な処理速度と、シミュレーション動作の細かな制御を実現します。また、実システムとの接続やテストに役立つ機能がいくつも搭載されています。さらに、すべての機能が1つのプラットフォームに統合されているため、生産計画の各段階を見通しやすくし、確信をもって進められるようにします。

Python 3 API
最新スクリプトで、さらに柔軟な制御を
従来の製造シミュレーションツールは、カスタマイズの自由度が低く、ワークフローに応じた柔軟な調整が困難でした。Visual Components 5.0は、そうした従来のアプローチとは一線を画します。
最新のAPIは処理性能が向上し、Python 3にも完全対応。開発者やエンジニアは、シミュレーション環境をより柔軟にカスタマイズでき、タスクの自動化や外部ツールとの連携を、よりスムーズに行えます。
デジタルファクトリーを自在に設計:
シミュレーション環境を柔軟にカスタマイズし、拡張機能を手軽に追加可能
カスタムスクリプトで繰り返し作業を自動化
Python 3とNumPy、pandasなどのライブラリで、スマートなロジックと高度なデータ処理を実現

接続プラグイン
多様な接続方式に対応し、よりスマートな統合を実現
多種多様なハードウェアやプロトコル、オートメーションプラットフォームを扱う場合、シミュレーションと実システムの連携は複雑になりがちです。そのため、導入前に仮想環境で工程を検証・改善するのが難しくなってしまいます。
Visual Components 5.0では、株式会社デンソー、ヤマハ株式会社、Techman Robot社、三菱電機株式会社のロボットとの接続に加え、LS Electric社のPLCにも対応し、統合性をさらに高めています。さらに、シミュレーション中にリアルタイムでデータを送受信できる、MQTTコネクタを標準搭載しています。
より多くの実機に対応する仮想環境を実現:
新たなロボット、PLC、MQTTコネクタに対応し、実機との接続性がさらに向上
高精度かつ現実に即した仮想環境で、検証・テスト・最適化が可能に
シミュレーションから実行環境へのスムーズな移行を実現し、導入スピードを加速

衝突検出機能
よりスマートな衝突ジオメトリ処理で、シミュレーションを高速化
高精度なハイポリゴンモデルを使ったシミュレーションでは、衝突検出の処理が重くなりがちです。特に、複数の可動部品を含む複雑なレイアウトでは、全体のパフォーマンスに影響が出ることもあります。
新たに搭載された衝突検出機能では、三角ポリゴン数を数秒で最大99%まで削減し、衝突検出の処理負荷を軽減します。ジオメトリのカスタマイズや表示設定、品質も自在にコントロールでき、最適なシミュレーション環境を構築できます。
簡素化された衝突ジオメトリにより、シミュレーションを高速化:
計算負荷の軽減で、より滑らかな動作を実現
衝突検出と繰り返し処理のサイクルを短縮
複雑なロボット環境におけるワークフロー全体を効率化

次世代のOLPオートメーション
これまでのロボットティーチングでは、ツール同士が連携できておらず、多くの工程を人手で行う必要がありました。さらに、ロボットブランドごとの仕様の違いもあり、自動化の立ち上げや展開には時間がかかっていました。
Visual Components OLP 5.0では、モデルベースによる高精度なティーチングに対応しており、さらに、設計から製造までの工程を1つの環境に統合できます。PMI(製品製造情報)を活用したツールパスの自動生成や、複数メーカーへの対応も、この統合環境で実現します。
その結果、ティーチングの精度・一貫性・柔軟性が向上し、手作業を大幅に削減できます。

モデルベースエンジニアリング
設計から製造へのスムーズな橋渡しを実現
従来は、CADデータを人が読み取りながら解釈していたため、読み違いや伝達ミスによる遅延が避けられず、高精度と迅速さが求められる製造現場では課題となっていました。
こうした課題を解決するのが、モデルベースエンジニアリング(MBE)です。MBEでは、対応するCADファイルからPMIを直接読み取り、工程の自動化を可能にします。寸法、公差、表面仕上げといった情報をもとに、ロボットのツールパスを自動生成することもできます。
高精度な工程連携により、設計から製造までを加速:
読み違いのリスクをなくし、ティーチング時間を短縮
生産全体のばらつきを抑え、安定した品質を実現
自動生成されたツールパスで、現場への導入をスピードアップ

自動ティーチング
スピーディーかつ拡張性に優れたロボットティーチングを実現
複数ブランドのロボットをティーチングするには、手動での調整や繰り返し設定などに手間がかかります。さらに、ブランドごとに専用ツールへの対応が求められるため、導入の遅れや、品質・パフォーマンスのばらつきにつながることもあります。
Visual Components OLP 5.0では、ポストプロセッサを標準搭載し、22のロボットブランドに対応。溶接パラメーターの自動適用や、衝突回避を含むパス計算の自動化により、高速かつ安定したロボットティーチングが可能です。さらに、Fronius製の溶接電源との接続にも対応し、溶接工程の管理を簡単に行えます。
導入と運用の効率を大幅に向上:
セットアップ時間と手作業を削減
品質のばらつきを抑え、安定した仕上がりを実現
異なるブランドのロボットにも柔軟に対応可能
まもなく登場。
まもなく登場予定のVisual Components 5.0。生産計画のあらゆる工程をより速く、より簡単にするアップデートが満載です。
2025年第4四半期にサービス開始予定の最新情報をご希望の方は、こちらからご登録ください。